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毎月ことば

2月の言葉「初心忘るべからず」

墨の飛び石と、小さく芽吹く若葉を描いた水墨画風の絵

世阿弥の有名な言葉、「初心忘るべからず」。多くの人はこれを「始めたばかりの時の情熱を忘れるな」という意味で使いますが、実は少し違います。 世阿弥が説いた真意は、「その時々の、自分の未熟さを忘れるな」ということです。 3つの「初心」 世阿弥は、人生には3つの初心があると言いました。 是非の初心:若い頃の、右も左もわからず失敗した時の恥ずかしさ。 時々の初心:年齢を重ねるごとに、そのステージで初めて直面する未熟さ。 老後の初心:老いてなお、新しい自分として振る舞う時のぎこちなさ。 未熟な自分を「更新」し続ける 「昔は良かった」と過去を振り返るのではなく、「今の自分も、まだ新しい挑戦においては誰よりも初心者だ」と認めること。 その「恥ずかしさ」や「うまくいかないもどかしさ」を忘れずに持ち続けることこそが、芸を、そして人生を停滞させない唯一の方法だと世阿弥は教えを説いています。 47歳。新しい表現に挑み、新しい発信を始める今。私もまた、この「時々の初心」を抱えて、ステージに立ち続けたいと思います。

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