
「鬼神の妻」の公演を迎え、あらためて思いました。 今回は本当にたくさんの方の支えで、公演日を迎えることができました。出演者、スタッフ、関係者の皆さま、そして足を運んでくださった皆さまへ。心から感謝申し上げます。 世阿弥の伝書には、「衆人愛敬」という教えがあります。芸は、人に愛されてこそ舞台に立ち続けられる。その厳しさと大切さを言い表した言葉だと、私は受け取っています。 どんなに名人であっても、人に愛されなければ舞台には立てない。いわんや、まだ名人ではない私たちは、なおさらです。 そして、人に愛されるためには、まず自分が全力で人を愛すること。相手の仕事を敬い、支えに感謝し、同じ舞台をつくる人の力を信じること。その積み重ねが、きっと客席にも届くのだと思います。 最近は、舞台の上で笑顔でいることについて考えます。笑顔は飾りではなく、ここに立てる喜びと、目の前の人への敬意が、ふと表れたものなのかもしれません。
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